もしもの場合を考える

出会いからしばらくの間は、
互いに、相手に好ましく思われたいと
努力していることから、
あまりケンカの機会はないかもしれません。
互いのテリトリーにおいて
些細なケンカをしてしまった場合は、
互いにその感情を持ち帰り反芻してみることで、
反省ができたり言いたかった事柄を
的確に伝える言葉や方法を
冷静に見つけることが可能です。

ですが、二人の関係が深まったからこそ
計画が浮上した旅行でケンカになってしまった場合は、
その場で距離を取ること自体が難しく、
せっかくの旅行でありながら
気まずい時間を
過ごさなければならなくなるかもしれません。

ですから、楽しい計画を
たくさん詰め込むことも大切ですが、
互いにいつも以上に気遣い合い、
ケンカやトラブルにならないよう心がけて過ごすことが
旅行の場合には大切です。

また、下調べをしてあったにもかかわらず、
予定を変更せざるを得なくなった場合や、
ちょっとした時間配分のミスから
予定していた電車に乗れないなどの
トラブルが原因でケンカになることもあり、
そうした不意の出来事に遭遇した際、
互いに冷静な対処ができるかも大切になってきます。

互いに、旅行先での
「もしも」を事前に想定しておくことが、
トラブルに出会った際
ケンカにならずに済む方法のひとつなのです。
特に、初めてのお泊り旅行の場合などには、
その内容ばかりでなく、
一緒に過ごす時間が増えることを
楽しみにしていることでしょうから、
その期待と同じくらいの大きさの
思い遣りと気遣いを
用意して出かけることが大切なのです。