履き違いに注意

仕事でよくミスをするという先輩や同僚、
後輩がいる職場で働いている人も多いでしょう。
「どうして、
いつも同じようなミスばかりするのだろう」
と疑問に思ってしまう人がいる一方で、
なぜか「不思議とこの人は
ミスをしても腹が立たないんだよなぁ」
という人もいるのではないでしょうか。
言うならば、
それは非常に貴重な出会いを果たしているのです。

実は、そのような人にはミスをしても
相手をイライラさせることがない
「愛嬌」というものが備わっているのです。
本来ですとミスをしたら落ち込んでしまうものです。
中には、泣きだしてしまうほどに
自分の不甲斐なさを嘆き悲しむ人もいます。
しかし、愛嬌がある人というのは、
ミスをしても笑顔で
「すみません」とやり過ごすことが出来ます。
でもこれって単に責任を感じていないだけなのではと
思ってしまっても仕方ありませんが、
愛嬌がある人というのは自然な笑顔で接してくるため、
つい「仕方ないなぁ」
と思わせてしまう力を持っています。
もちろん、愛嬌がある人は
誰かが失敗をしている時も責めることはしません。
「気にすることない」と笑顔で接してくれます。
だからこそ、愛嬌のある人は
多くの人から好かれる存在となるのです。

ただし、何でもかんでも笑顔で通るとは限りません。
中には「愛嬌、愛嬌」
と笑顔で受け流している人もいますが、
時と場合によってはこの対応が
相手を逆なでしてしまうこともあるため
注意が必要です。
愛嬌というのは、
あくまでも相手が感じるものであって、
自分で「これは愛嬌です」
と対応するものではありません。
愛嬌を履き違えてしまうと、
職場や恋愛の場で
浮いてしまうことにも成りかねないので、
状況をよく理解した上で
最高の愛嬌を振り撒くと
効果があるということを忘れないでおきましょう。

-愛嬌-